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見てのとおりタンポポであるが 茎が異様に短く、5センチもないくらいである。 「珍しいな」と思って回りを見渡すと、あることに気づいた。 一帯の草はきれいに整備されており、 地面から数センチ以上のものは全て刈り取られている。 つまりこのタンポポは、茎が異様に短いがゆえに生き残り、 花をつけることが出来たのである。 さらに周囲に目を広げると、同じようなタンポポが 花をつけているのが3、4個目に入った。 これはもしかすると、たまたま茎の短かった株だけが この場所での繁殖に成功し、増殖しているのかもしれない。 まさに、淘汰による進化ではないか! ということは、何十年か後には、ここには 芝生と同じ高さの黄色い絨毯が敷き詰められるんだな。 と、妄想して嬉しくなった車中泊明けの朝。 |
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